利
度
高
の
材
竹
用技術開発研究
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並びに応用試作研究>
技 術 研 究 竹材の突板製作工程で董要になるのは、丸竹を展開する技術と、これ
を突板化する切削加工である。材種はマダケとモウソウチクにしぼられる が、昨年度からの種々のテストによって得た諸要素を基に丸竹の展開から 突板までの作業を、ある枠内の範囲で統一して機械的に処理しようとす
ると材質の不均−一差が目だち、甚だむずかしい。根幹は作業条件の一定化 であり、竹材の処理法がわかれば工程と取扱い技術がポイントになる。
昨年度の丸竹展開試験については主に、高圧蒸気と手圧治具を使った
が作業性の観点から、現場のスペースの問題で、作業毎に蒸気圧を下げ
て高圧釜の芸の開閉をしたり、煮沸温度の降下といった余分な時間と労 力を要し工程数が多くなるため、今回はこれと平行してマイクロ波加熱
法で試験を行った。マイクロ波の水分に対する誘電率の高さと、青竹の
高含水率によって短時間の内部組織の加熱が可能となった。治兵装置も、 加熱材を素早く展開できる木製ロ【ラー盤を使って作業のシステム化を
計った。
且.加工技術
丸竹は節間部の反面を3即位削り取り、肉厚を均一にする。表皮の削
除は丸鋸磯で、治具を使い、斜行
角度に丸竹を平均に回しながら同 一切削を繰り返し行う。
表皮を削除した丸竹は一ケ所を 割り込んでラッピングして加熱処
理をする。
マイクロ波は500Wで鞄 3分間
加熱温度と含水率傾料のバランス
をみながら竹の膨潤を図る。 写真ユ 丸鋸による外皮削除
<写莫2 ロⅧラーで開く>
展開はロ仙ラ盤の敷板に加熱した丸竹をロ【ラ【と平行して横向き
にセットして、竹の端辺の跳ね上りを金具で押え、そのまま敷板と共に
ロんラ仙に押し込んでひらく。
展開竹板は平板の状態で乾燥を行い、積層板にして突振切削〟〕工程に
入る。切削の時は被削材を水に浸漬して軟化させるが、含水率が高い程
効果的である。
突仮の切削加工は超仕上飽盤を使って、厚さ0。2椚軸0。8捌位迄のス
ライスが可能である。超仕上飽盤は刃の固定角度が35度である。りプ刃角
は滝 本材の硯材の切削とほぼ同等の28度にした時に篭良好な削り面が得
られも 裏面も比較的毛羽だちの少ない状態になった。
突坂は求める厚さによって∴飽刃の出方を調整するが海 人概、厚実
<写真4 展開板> <写真5 突板>
きになる程切削南は不良となる。
今後の課題としては、展開働は節問部を使っているが、節に近い部分
は切削の際に、いづれから削っても逆目を生ずる箇所ができる。完全な 切削肌を得るために、適合する切削角度や、送り速度の研究が必要であ
る。又、商品化する場合に、突板は表皮に近い部分は繊維が高密度で色
も艶やかであるが、内皮の部分は粗となり竹特有の素肌が失なわれ、品 質の点など新素材としての多方面からの研究も必要である。
2.着色試験■ Ⅶ色見本の製作−
⑳ 突板加工されたシ{卜状の竹榔ま、シーズ(seedsニ製品化する橿
素材の意)であり勺 今後このシートを使った応用試作を進めて行く必要 がある。そこで、シ叩卜状の竹材の応用♂)申で、色彩を付加した製品化
を図るために、着色試験を行った。
試験方法は、実板加⊥されたシート状の竹材を4澗× 7乙開にカット
し試験片を用いて『染料系万能型着色剤1に対してウレタンシンナ椚2
の比率で希釈した着色剤を、刷毛で塗布し、その試験片び)表面色の色差
を測定することとした。(1号音S Z 8730〕試験に使用した染料系
万能型着色剤は13色で、L串a率b*系による測定値及びマンセル記号
で表したものが表1である。
また、今後の試作及び製品化に向けたサンプルとして∴ 色見碁帳薫製
作した。(写真6)
表1 測色値及びマンセル記号表示
1.* a* b* c* マンセル値
レ ッ ド 43.51 28.40 13.34 36.03 7.5R 4//瑠
オ レ ン ジ 58.79 丁32・00 44.60 54.89 2.5YR6/10
イ エ ロ m
68.82 18.10 60.42 63.07 7.5YR7/瑠
グリ ー ン 61.22 −30,10 33.94 45.36 5 B 6/10
ブ ル 仙 55.69 −35.85 − 5.18 36.22 5 BG6/侶 バイオレット 43.06 − 8.00 7.48 10.95
ブ ラ ウ ン 42.76 −1.30 15.86 15.91 5 Y 4///2
マホガニ鵬 42.61 3.20 11.38 11.82 10 YR4//2
ボ ル ド ー 48。64 16.20 13.34 20.99 2.5YR5//句 オ ー ク 43・06 − 6.60 18.70 19.83 2.5GY4//3 チ “ ク 40.41 − 3.60 20.28 20.60 7.5Y 4/つ ブラック 聾1 40.90 −10.85 8.80 13.97 10 GY4/つ ブラック 雷2 41.37 −11.85 9.12 14.95 10 GY4/つ
く写真6 着色見本帳>
竹材シートの素材特性を活かした基本的な製品開発を検討した。
1.開発の意図
竹材シーートは、竹スライスに和紙をはさみ込み接着した3層構造であ り、絨椎方向に準じた屈曲性を利用して立休的に使用できる点を考慮に 入れて、基本的なバッケ椚ジヘの展開を図ることとした。
近年、小売店の商品に限らず、個人のプレゼントであっても、白身の
感性で個性的なパッケージングが行なわれている。いまや、パッケージ
が「主」となり、商品は「従」となったかのように、バッケ∬ジが重視
される大きな潮流が存在しており、バッケけジの材料店やコーナーが花
盛りである。しかし、素材をみると手軽さや価格的な面で、紙がほとん
どで、竹材は使われていないため、今回の開発を機に、パッケージ材料
店における商品として、また小売店のバッケー帽ジとして、竹材シートを 活用したパッケージを開発する。
商品購入者、またはギフト受取人の手元に届けば、バッケ〝ジの役割
はそこで完了し、捨てられる運命にある。しかし、限りある資源を無駄
にしないために捨てずに後々使えるものをと考えた。
2.デザイン。プロセス
竹材シートによるパッケージの開発において、アイデア謬スケッチ
をいくつか提示した。(図1)
そのアイディア。スケッチに基づいて、検討を重ねて、シンプルな素
材感を活かしたパッケジのイメージを抽出して、実際に試作を行った。
(写真9)
3.結果と考察
新しい加工技術によってもたらされた竹材シートという素材を製品開
発するにあたっては、今後様々な応用試作を行う必要があり、来年度
の研究に向けて、着色試験的なサンプルも利用しながら、製品開発を多
方面に広げて行く方向で、計画をすすめている。
試作したパッケージは『素材感を失わないで、シンプルに仕上がって
いるという評価があったものの『従来から見慣れた竹の表皮や竹ヒゴの
試 作 開 発
もっ竹の表情に比べると、竹というイメ≠ジは弱々しいものであるとい う指摘もあり、竹材シートとして、竹を表面的にイメージさせるには、 多少、課題が残っている。
しかしながら、一村山一品等の地域産品のバッケ【ジとしては、地域産 材である竹で作られたバッケ、・・・・久一ジであるということや、他の素材では出 せない表情をもっていることなど、付加価値的な魅力もあるものと思う。
やはり、実用化に向けての中では、デザイン的なことよりむしろ加工
技術面や、加工コストの点が問題となるであろうが、今後、試作応用を
大いに進めなくてはならない。
直隠、茶櫨∴、塗打てかためる
図
1
アイデアスケッチ
スチノン音色塗装 上面〇j ふたそ3巳」こ着色度去 ワインレット、モスグり−ン、淡いこげ茶
@∼㊥は木材
80X200×
120ニー
173二2
周鍾の枠だけ刷
上血、郎は曾ソー㌢
<写真7 試作開発したパッケージ>